2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

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原理原則の1 物事というものは、すべて時運というものやら、機縁というものやら、その他いろいろとあって、生まれるのであります。原理原則の2 各々の自己が、利己主義・自己主義に走らないで、他に対して、全体に対して、立派に分を守る、これが礼であり…

ただ金さえもうければよい、事業をおこせばよい、帳尻を合わせればよい。経済成長率だの、県民所得の増加であるの、貯蓄の累積であるのというようなことだけでは何にもなりませぬ。そんなことはひとたび大いなる変化がおこりましたならば、吹っ飛んでしまう…

この頃よくいわれますことは、ナショナリズムということはいけない。しかしナショナリティというものは大事である、とこういうことがいつも論ぜられるようになっておりますが、なぜナショナリズムというものがいけないかと申しますと、これは自分の国民だけ…

第一の人間たるの本質的要素とは何ぞや。これは「徳性」というものでありまして、平たい言葉で申せば、素直で、明るく、清い。人を愛し、助ける、人のために尽くす、或いは報いる。又いかなることにも堪える、忍ぶ。従って努める、努力する。 こういうものは…

或る人を、ほんのその場の、一面だけを見て、その人の枝葉末節を取上げて、あれはこうだというのと、その人の生活・行動を長い目で見て、その人のいろいろの面を観察して、その人の根本、心の持ち方、その人の親・兄弟からのいろいろのかくれたこと、などを…

世の中が大衆化すればする程、その大衆のためにエリートが必要である。必要なばかりでなく、益々エリートが出て来る。 なんとなれば大衆というものは政治性・政治能力というものを持たない。大衆はその場その場、その日その日の自分の生活そのものに生きてお…

人間の脳というものは、いくら使ってもくたびれないばかりでなく、難しいことに使えば使うほど機能が優れてくる。つまらないことに使っておると退化する。だから子供はいくら早くてもよいから、難しいことを遠慮なく教えるが宜しい。そんなことは子供の頭に…

我々の生活は他の動物とは違う。人間であればあるほど、教養があればあるほど、単なる運命ではなくなって、命、絶対的なものになる。そして絶対的なものになるほど価値があるわけです。だから一切のことは運命である、と言っても少しも間違いではない。 然し…

万物の霊長たる人間には、いかなる霊妙な能力があるか測り知れないのであります。修養のしかたによっては、人間はいかなる能力があるかわからぬほど貴い。研究すればするほど、人間の美質は発見せられ能力が発揮せられるのである。学校の成績が三十点でも四…

「勢交」・・その時世に勢力のある人間との交際。こういうやつは、勢力が移り変わるとどんどん離れていってしまう。 「賄交」・・いろいろ賄賂(わいろ)を贈ったり、寄付したり、何かそういう関係で仲良しになる、交際する。今日もまたこの賄交に目に余るも…

人間が腹を立てる、ことにこせこせした自分の欲望、自分の小さな感情から忿(いか)ると非常に肝臓、胆嚢(たんのう)というような器官に変調を生じ、血液に一種の毒素を生ずるそうである。喜ぶということはその意味において、反対に毒素を消滅してしまう。…

人間というものは不精なものでありまして、早起きして、たまにはどこか回り道して歩いてみるのもいいんだが、そうすると十分ばかり損をするとか、何とかけちなことを考えて、結局は決まりきったコースで行ってしまうし、読書にしたって、自分は銀行マンであ…