happykobe2005-10-28

やはり、人間は真実に帰らなければならん。真実に帰るというのは、「天人合一(てんじんごういつ)」のことであります。私たちのあらゆる環境、あらゆる経済的、外面的なものは一切天に内在する。そこからみな流れ出ている。つまり人間というものは天に帰して天から人間を導き出すのであります。これを「天人相関(てんじんそうかん)」とか「天人合一」と言うのであります。天と人とを相対的に考えるのではない。これを一体として考えるのであります。そして天が一つの形を取って自己を生んだもの、あるいは形成したものが人間である。一切は天然である。人間が考えておるような理論や理屈によって存在しているものではなくて、自ずかららきたるものであります。言い換えれば、自然と人間とを一貫した創造の理法、すなわち真理に帰らんとどうにもならないのであります。論理では駄目なんであります。