happykobe2005-10-11

人間が禽獣的・動物的段階からだんだん発達してくるにつれて、何が善であるか、美であるか、あるいは神聖であるか、真実であるかといった価値観・理想が考えられるようになってきた。動物と違うようになってきた。そこに自然自然に生まれてきたものが道徳であり、これは一般観念と違って、最も自然なものなのであります。道徳とは特殊なもの、不自然なもの、なにか作為的なもの、強制的なものと考えることは、これは根本的な間違いで、逆に道徳というものが人間にとって一番自然なものであり、一番真実なものであり、誠のものであるということを、はっきり弁(わきま)えなければならない。これをなくしたら、もとの禽獣にはね返ってしまします。