happykobe2005-09-24

佐藤一斎の「言志四録」の『言志録』一三七にこういう箴言があります。
自分の体は天からの授かりもので、死ぬとか生まれるといった権利はもともと天にあるのだから、逆らわずに畏れもせずに、従順に天命を受けるのは当然なことである。われわれが生まれるのは、ごく自然であって、生まれた時は喜びなんか知らない。われわれが死ぬのもまた自然であって、死ぬときは悲しみを知らない。天がわれわれ人間を生み、そして死なすのであるから、死生は天にすっかり任せるべきで、別に何も畏れることはない。