2005-09-17 ■ 安岡正篤 結局人間は、人にばかり求めても仕方がない、己を修めなければいけないということであります。自分をおさえる、いい換えると克己であります。 自分、家庭、周囲をうまくやっていこうと思いますと、どうしても克己---己に克つということがなければなりません。その修行ができて初めて、人間は自由を得ることができるのであります。自己を抑損する。反省するという修養をしなければ、自由は得られません。