happykobe2005-08-25

現代社会を善くするためには、俗流に屈しない有志者グループの必要がある。内面生活という私的な、隠れた、容易に他人と分けあうことのできないものがあらゆる独創性の源泉であり、高貴な行動の出発点である。現代の乱雑と騒擾との中にあっても、精神の自由、理性の明確を失わぬものにして始めて文化の創造に参加することができる。
要するに人物実力ができなくては何にもできるものではない。学生は眼前の事象に対して、成人のようにそうそう関心を持ったり、余りに政治的に過ぎる活動をすることは間違いである。青年学生の第一義は、それこそ多少世事を超越しても、人間の根本問題について学ぶことである。三日会わずんば刮目して見ねばならぬような自身を錬成する修行をこそ大志ある青年に切望したい。