happykobe2005-10-24

人間、如何なる誘惑を受けても、如何なる迫害を受けても、最後に一つ為さざるところがなければならぬと言う。
人間というものは、誘惑されたり、脅迫されたり、いろいろされると、すぐ心ならぬことも為してしまう、大事な把握するところを失ってしまう。そこから脱線や堕落がはじまるのであります。学問をする人間、道を学ぶ人間は、なにものを以てしても奪うことの出来ないものが根本になければならぬ。
富貴を以てしても、貧賤を以てしても、威武を以てしても、なにものを以てしても、奪うことの出来ないものを持っておるという事が肝腎であります。今日の言葉で言うと、バック・ボーンというものであります。