happykobe2005-09-21

家庭は団欒、したがって対話、会話というものが非常に内容をなすものだが、その立場から見ると、家庭にはいろいろのタイプがある。
例えば、批評型というのがある。家庭の者が集まると何だかんだと人の批評ばっかりする。親戚、交友から始まって、とにかくいわゆる世間話が人の批評となる。その批評がだいたい悪口というのが非常に多い。
喧嘩型もある。集まると、夫婦、親子、兄弟が喧嘩をする。テレビ一つ見るのにも、父親はこれを見ようと言うと、お袋はあれを見ようと言う。娘はこれだ、伜はどうだということで、テレビの番組を見ると、それで喧嘩がおっぱじまる。あるいは愚痴型という家庭もある。集まるというと、「お前、こうしなかった」とか「あんたはこんなことをした」とか、伜に「あれでは困る」とか、お互いに愚痴をこぼすために集まっておるような家庭になる。いろいろ各家庭に型がある、タイプがある。それらはみんな落第点。及第点、優等の家庭というものは思いがけないほど少ない。現実のそういう家庭の在り方が子女の成長、教育に影響するんであります。