happykobe2005-07-23

大自然というものは、小さく限定された、いじましいものではなくて、悠々迫らず、常に限り無く創造変化して已まぬ。そして常に無限であります。所謂無であります。
そういう人格をつくり上げる。権力や名誉等に執着したり動かされたりすることなく、しかもそれを否定せずに悠然として自然にまかせてゆく。已むを得なければ大臣にも宰相にもなるが、時来たれば悠然として去る。そして去るにも留まるにも少しも煩悩や欲望の跡がない。こういうことを出処進退と申すのであります。