青年は意気地のないことや、だらしのない身持ちを恥じて、熱烈な理想を持つこと。クラーク先生の名言を引用すれば「青年よ、大志を持て、Boys,be ambitious!」です。太陽の光に浴さなければ、物が育たないのと同じことで、人間の理想精神というものは、心の太陽です。理想に向かって情熱を湧かすということは、日に向かう、太陽を仰ぐということです。これがないと人間のあらゆる徳が、したがって才智芸能も発達しません。
ウィリアム・ジェイムズが、「人間は青年時代に(いくつになっても同じだが)心の中にはっきりした、正しい理想像、即ち私淑する人物を持って、この理想像に向かってたえず努力する、そこに到達するように努力するということが青年の運命を決する問題だ」と言っております。