事を議する者は、身は事の外にありて、よろしく利害の情を悉くすべし。事に任ずる者は、身は事の中に居りて、まさに利害の慮りをわ忘るべし。(菜根譚)


ものごとを討論するときは客観的な立場に立って、当事者たちの利害得失を十分に考慮することが望ましい。ものごとの処理にあたるときは、実践の先頭に立って、その結果、自分にふりかかってくる利害得失はいっさい念頭におかないことだ。(吉田豊