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われわれの心境を養って、活眼を開かせてくれる。自ずから精神生活が豊かになる。精神が豊かになるから、行動も生活も仕事も、何もかもに余裕が出てくる。人間は仕事をするにも勉強するにも、特にこの身を持し世に処するには、余裕が必要です。
余裕があるというのは生活の余裕であり、生活の余裕とは、金やら物を持っておることだと言うが、しかし、真の裕は吾が人格、吾が内になければなりません。
私たちは、いかにして自分のこの体、自分の生活、自分の教養を清浄化するか。そのためには、自分自身が余裕を持たなければならん。コセコセガツガツしていたらいけない。清浄と余裕、いまこそ生理的にも精神的にも一番大事なことであります。